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おすすめ本「英語で一流を育てる」広津留真理さんのひろつるメソッド【追記あり】

今回は広津留真理さんという方の教育法について紹介します。

 

広津留真理さんとは?

広津留真理(ひろつる まり)さんは、大分県を拠点として英語学習塾を経営されている先生です。なんと、お子さんは18年間塾なしで、大分県公立小中高校からハーバード大学へ入学されました。

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英語教育のディリーゴ:https://dirigo-edu.com/

 

英語で一流を育てるための「ひろつるメソッド」 

広津留先生が提唱する教育法の1つが「ひろつるメソッド」で、そのエッセンスが凝縮されている本が「英語で一流を育てる」です。

英語で一流を育てる――小学生でも大学入試レベルがスラスラ読める家庭学習法
 

昨今、子どもを英会話に通わせる保護者の方が増えてきていますが、広津留先生は「英語を教える前に、まず親子関係を安定させることが先決」と考えています。

母親はニコニコしながら子どものそばにいて発音を聞いていればいい。あとは子どもが自分で学び出す、という論理には驚きました。親に認められているという安心感が、子どもの能力を引き出すのだそうです。

 

ひろつるメソッドを利用して、英検5級レベルまでの単語を覚える教材がコチラ 

ひろつるメソッド 子ども英語 Don Don English!  英検5級対応 CD付き

ひろつるメソッド 子ども英語 Don Don English! 英検5級対応 CD付き

  • 作者:廣津留 真理
  • 発売日: 2018/05/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

家庭でしか伸ばせない社会で生き抜く「5つの力」

塾に行かずにハーバード合格させた「最強の母」が説く教育の極意(廣津留 真理) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

こちらの記事でも広津留先生の教育法について特集されていましたので抜粋します。

 

社会で生き抜くためには「5つの力」が必要であり、それは学校や塾では教えてもらえない、家庭でしか伸ばせない力です。

  1. 自己肯定感
  2. 英語力
  3. グリット(やり抜く力)
  4. コミュニケーション力
  5. マルチタスク


自己肯定感

自己肯定感が高いと物事に積極的に関わろうという姿勢が生まれ、失敗を恐れずに新たなチャレンジができます。親は子どもに対して「子どもには無限大の可能性がある」と信じ、「あなたがいてくれるだけで幸せ」という無条件の愛情で接することが大切です。

普段から家庭での会話をたくさんして、子どもが多少失敗してもそれを笑い飛ばせるユーモア感覚も必要です。

 

英語力

広津留先生は、英語力を効率よく伸ばす唯一の方法は、英語4技能のベースとなる英単語を子どものうちから多く暗記しておくことと考えています。

これが体現されているのがひろつるメソッドで、上記の本の中にも英単語を覚える宿題の出し方について触れられています。

 

グリット(やり抜く力)

自らの個性を活かせる得意分野を作って伸ばすには、1日何時間もの地味すぎる練習やトレーニングをコツコツと積み重ねることが求められます。才能とは「何かを続けること」だそうです。

 

コミュニケーション力

広津留先生によると、コミュニケーション力とは「かわいげ」のことだそうです。

誰に対しても親切に笑顔で接するフレンドリーさ、偏見なく柔軟に考えるオープンマインドな姿勢、自分に足りないものを素直に認める謙虚さ、他者へのリスペクト。

これらの姿勢を養っていく必要があります。

 

マルチタスク

ハーバードの生徒は時間管理が上手だそうです。マルチタスク力とは、限られた時間を管理し、瞬時に優先順位をつけてタスクをこなす「脳内整理力」。

それを伸ばすには、小さいときから5教科以外に音楽やスポーツで自分の得意を伸ばしたり、ボランティアやインターンシップといった課外活動を積極的に行ったりすることが必要です。

 

 

学校教育でも応用できることがあるかもしれません。ひろつるメソッド、必見です。