英語教師きいとのブックマーク

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デジタル教科書、新年度から全小中学校に配布 まずは「外国語」から

衝撃的なニュースを発見しました

デジタル教科書、新年度から全小中学校に配布 まずは「外国語」から(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

知らなかったーーーーーー!

これは英語教員の中ではもう周知されていたのでしょうか?私が知らなっただけ?

 

先日子どもがいる友人の家に遊びに行ったときに、タッチペンから音声が出る絵本があって、こういう教科書があればいいのになと思ったばかりなのですが。

 

教科書音声CDを2000円で売っていた頃を思うと、急に時代が進んだ感がすごい。

教科書は学校に置き勉して、タブレットを持ち帰りするという感じになるのでしょうか。今までの授業スタイルや宿題の方法も変えないといけないだろうし、一体どうなるのー!?という感じです。

 

私は職場の中ではパソコンが得意な方ですが、やっぱり紙の良さっていうのもあると思っていて。教科書に線を引いて赤シートで隠したり、何度も見たページがボロボロになったりして達成感を感じるのも良い思い出だと思います。新出単語の意味調べや、教科書本文の訳読もコツコツやってきました。

もう、そんな勉強方法は時代遅れだということはわかっているのですが・・・じゃあ何が正解なの?ということは、実は未だにわかっていません。(コミュニケーション重視の授業が大事だと頭ではわかっているけど、”体感”としてわかっていない。)

 

今の子供たちが大人になったときに、「英語の授業ってこんなのだったよね」っていう共通認識はどんなものになっているのだろう。「ひたすらクラスメイトとしゃべらされた」というのが多数派になるのでしょうか。

それが「ひたすらしゃべらされたけど、今しゃべれないんだよね」になるのか、「ひたすらしゃべらされたおかげで、今しゃべれるんだよね」になるのか、それは何年後結果が出るのか。学校教育が変わったおかげで後者が絶対に増えるということが保証されてるのでしょうか。

 

センター試験(今は共通テストですか)であれだけ読解問題ばかり出て、高校入試も長い長文問題がメインになのに(うちの地域は自由作文すら出題されない)、授業ではコミュニケーション重視と言われるのにすごく矛盾を感じています。

自分の中で、心の底からそれが大事と思えないというか。

 

デジタル教科書導入で音声が身近になったことは有難いですが、なんか色々考えてしまいました。3学期も色々模索しながら頑張ります。