英語教師きいとのブックマーク

教育に関する気になったサイトや情報をまとめます

英作文はOREOで書く

作文を書くときにOREOで書くと良い、という画像を見つけました。

大分県でOREO Writingを使った実践報告が出てました。

https://www.pref.oita.jp/uploaded/attachment/2016450.pdf(PDFファイル)

 

私が教えているのは市内でも学力の低めな生徒が多い学校ですが、型と語順を教え込んだら意外と書ける生徒が増えて、かなり作文指導が楽しいです。昔は語順の概念を教えていなくて(五文型は高校の範囲だと思っていたので)苦労しましたが、最近は意味順という考え方が浸透してきたのでそれを使っています。

 

それにしてもOREO。なぜ今まで気付かなかったんだろう。考えた人天才。

こういう、生徒が受け取りやすいHow toをもっとたくさん知りたいです。

デジタル教科書、新年度から全小中学校に配布 まずは「外国語」から

衝撃的なニュースを発見しました

デジタル教科書、新年度から全小中学校に配布 まずは「外国語」から(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

知らなかったーーーーーー!

これは英語教員の中ではもう周知されていたのでしょうか?私が知らなっただけ?

 

先日子どもがいる友人の家に遊びに行ったときに、タッチペンから音声が出る絵本があって、こういう教科書があればいいのになと思ったばかりなのですが。

 

教科書音声CDを2000円で売っていた頃を思うと、急に時代が進んだ感がすごい。

教科書は学校に置き勉して、タブレットを持ち帰りするという感じになるのでしょうか。今までの授業スタイルや宿題の方法も変えないといけないだろうし、一体どうなるのー!?という感じです。

 

私は職場の中ではパソコンが得意な方ですが、やっぱり紙の良さっていうのもあると思っていて。教科書に線を引いて赤シートで隠したり、何度も見たページがボロボロになったりして達成感を感じるのも良い思い出だと思います。新出単語の意味調べや、教科書本文の訳読もコツコツやってきました。

もう、そんな勉強方法は時代遅れだということはわかっているのですが・・・じゃあ何が正解なの?ということは、実は未だにわかっていません。(コミュニケーション重視の授業が大事だと頭ではわかっているけど、”体感”としてわかっていない。)

 

今の子供たちが大人になったときに、「英語の授業ってこんなのだったよね」っていう共通認識はどんなものになっているのだろう。「ひたすらクラスメイトとしゃべらされた」というのが多数派になるのでしょうか。

それが「ひたすらしゃべらされたけど、今しゃべれないんだよね」になるのか、「ひたすらしゃべらされたおかげで、今しゃべれるんだよね」になるのか、それは何年後結果が出るのか。学校教育が変わったおかげで後者が絶対に増えるということが保証されてるのでしょうか。

 

センター試験(今は共通テストですか)であれだけ読解問題ばかり出て、高校入試も長い長文問題がメインになのに(うちの地域は自由作文すら出題されない)、授業ではコミュニケーション重視と言われるのにすごく矛盾を感じています。

自分の中で、心の底からそれが大事と思えないというか。

 

デジタル教科書導入で音声が身近になったことは有難いですが、なんか色々考えてしまいました。3学期も色々模索しながら頑張ります。

SDGsについて学べるサイト

この本に紹介されていた、SDGsについて学べるサイトを書き残します。

 

すごろくでSDGsを学ぶ

 

ユニセフのサイト。副教材のDLも。


SDGsジャーナル 子ども向けYoutubeなど

 

自分用メモでした。

テスト作りに苦戦中

コロナの影響で中間テストがなかったので、新しい学習指導要領になって初めてテストを作っているところです。

今までは

  • リスニング・長文読解 →理解
  • 作文・会話表現    →表現
  • 単語・文法・アクセント→知識

という風に大まかに技能別で大問ごとに分けて点数配分をしていたので、新しい学習指導要領の知識・技能/思考・表現・判断という分け方に慣れず、テスト作りに苦戦しています。

子どもたちが解きやすいテストで、なおかつ自分が採点しやすいテストを目指したいのですが・・・。

文科省作成「おしえて!日本の小学校(英語版)」が中学校の英語の授業で使えるかもしれない

気付けば新学年になって初の投稿です。

前回の記事(文科省のYouTubeチャンネルで見つけた動画)に触発され、「4月から新しい英語の教科書になるし、授業の流れをリニューアルして英語で英語の内容を理解する活動を増やそう!話す活動も!書く活動も!」と意気込んでいたのですが。

2年生になったからと言って、頭の中身までが2年生になったわけではないのですよね。当然ながら。

私の方は「2年生になったしあんなこともしたい、こんなこともできるんじゃないか」と思って仕掛けても、いまだに「ベースボールってどうやって書くんですかー?」と聞いてくる野球部を見て、「そうだ、この子たちはまだ2年生の着ぐるみを着た1年生だったんだ・・・」と気付きました。

 フォニックスが苦手な生徒が2年生になって突然英語がスラスラと読めるようになるわけでもなく。基本単語のスペルすらあやしい生徒が英作文を自由自在に使えるようになるわけでもなく。とはいえ、入学したときよりは少しずつ成長している彼らを見て、新しい学年になっても、新しい教科書になっても、コツコツとPracticeを積み重ねていかないといけないのだなと思い直したのでした。

 

さて、文科省YouTubeチャンネルに「おしえて!日本の小学校」という動画が公開されています。日本に移住してくる外国人児童生徒のための動画で、7か国語に対応しているとのこと。もちろん英語版もあります。

英語の教科書で、各国の学校生活や日本の学校生活についての単元のときに見せると良いかもしれません。

 

「はじめまして!今日からともだち(英語版)」もあります。

 

個人的には、発音が吐息交じりに聞こえる点が聞き取りづらいなと思うのですが(「スクール→スク(フ)ール」「ジャパン→ジャパ(ハ)ーン」に聞こえる)
ぜひ中学校版も作っていただきたいです。

文科省のYouTubeチャンネルで見つけた動画

文部科学省YouTubeチャンネルで、外国語教育のモデル授業動画があがっています。

その中で、中野区立中野東中学校の井上先生の授業を見て、私もこんな風に授業ができたら・・・と思ったので記録しておきます。

概要欄より

  • 話題を変えてくり返し言語活動を行っている点
  • 日本語を用いずに教科書の内容を理解させる指導を行っている点

が優れているとのこと。

 

さらに、読む・聞く・書く・話すが50分の授業に詰まっているのがすごいと思いました。50分でこれ全部できるか?私は自信がないです・・・。

紙をちぎる!語順がわからない中学生への指導

新年度の指導法を探るべくネットで色々検索していると、「英語教育ユニバーサルデザイン研究学会」という団体が発表している指導法が見つかりました。

その中でも特に興味を持ったのが、「語順がわからない中学生への指導」というページです。

英文をスラッシュ/で区切る方法が主流だと思いますが、紙を自分の手で切る(手でちぎる)ことで語句をかたまり(チャンク)として視覚的にとらえやすくなるというアイディア。

whenなどの複文での指導で使えるかも?と思いました。

1クラス全員するのは準備が大変ですが・・・