英語の授業にゲームを取り入れる②紙とペンだけでできるSCRABBLEが超オススメ
前回に続いて、「英語の授業にゲームを取り入れる」がテーマです。
前回の記事で紹介したゲームはボードゲームが主でしたので道具が必要になります。お金もかかります。
そこでもっと手軽に、教室でペアでできるゲームはないかなと探したところ、SCRABBLEというゲームを見つけました。これは一度フレームを作ったら紙とペンだけでできるのでとてもオススメです。
本家SCRABBLEのルール
上図の写真を見てもらったらすぐにルールが想像できると思います。本家SCRABBLEのルールは
- 手持ちのコマを使ってクロスワードのようにタテかヨコに単語を作る
- コマによって配点が違う(右下の小さな数字。あまり使われないWなどは配点が高い)
- 盤上の色付きのマスに置いた文字は点数が2倍、3倍になる
- 点数が高い方が勝ち
というものです。本家は手持ちのコマの中で単語を作るので、かなり単語の知識が必要だと思われます。
教室でできるようにルールをアレンジしてみた
- 盤上にコマを置く→プリントにペンで単語を書き込む
- プレーヤーごとにペンの色を決める。(重要)
- コマ(文字)によって点数を変える→1文字1点にする
- 色付きマスに書いた文字は2点
- 点数が高い方が勝ち(時間制or全部埋まるまで)
このように、できるだけルールをシンプルにします。重要なのは、プレーヤーごとにペンの色を変えること。最後にポイントを数える時に、色を変えていないと勝敗がわからなくなります。
まず、フレームを印刷したプリントを配ります。フレームは奇数×奇数がいいです。適当に何か所か点数2倍の色付きのマスを作っておきます。
初めにど真ん中に書く単語を決めて(happyなど奇数の文字が良い)、じゃんけんで勝ったプレーヤーからタテかヨコに単語を書いていきます。
生徒の実態に応じて
- ノートなどを見ても良い
- 一度出た単語は使ってはいけないが、活用形はOK(happy-happiest)
- 相手のミスを見つけて指摘したら加点
- 〇秒ルール
- パスは〇回まで
など、ルールを追加すると盛り上がります。
中1と中3で実施したことがありますが、学力の低い生徒も高い生徒も、それぞれの楽しさを見つけて盛り上がっていました。意外と中1でも単語が書けていました。そのうち、playよりもplayingの方が点数が高い(4点→7点)ということに気付く生徒が出だして、長い単語を書こうとします。
1回戦は前後ペアで行って、2回戦は勝った者同士、負けた者同士で対戦するなどのアレンジもできます。
頭を使うゲームなので立ち歩いたり騒いだりすることもなく、ちょっと時間が余った時などに本当にオススメです。