英語教師きいとのブックマーク

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自然と英語が身につく絵カード『BBカード』の体験会に行ってきた

もう2年も前になりますが、「B.B.カード」の体験会に参加した時のことを書きます。

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BBカードとは、主に子供向け英会話教室などで使われているもので、イラストカード64枚とそれに対応する英文カード64枚からなるカードです。

正式名は「LETTERS & SOUNDS 64」というのですが、カードの中に登場するBetty Botterという女の子のイニシャルからBBカードと呼ばれています。

カードに書かれる英文は英検3級程度の文法が網羅されており、Betty Botter bought some butter. のように韻を踏んだリズミカルな英文です。

 

子どもたちはこのカードを使ってゲームをしながら何度も英文を声に出し、自然に英語の音とリズムを身につけます。


私が体験会に参加した時は、実際に英会話教室で先生をされている方が授業をしてくださいました。私は英語教師という身分を隠して、ただの一般人生徒として参加しました。

 

基本ルール

  • 1グループ4人×4チーム。
  • 各グループの机にはカゴがあって、大きな声で発音したり、質問に答えようと頑張るとその都度コインを入れてくれる(カラフルなプラスチックの偽コイン)。
  • 最後に、ラッキーコインの色を発表して、同じ色のコインが一番多いチームの勝ち。(全部で何枚集めたかではないので、最後まで勝敗がわからず楽しめる)

授業の流れ

  1. かるた 64枚のうち今回使う16枚の絵カードを机の上に並べる。先生が英文を読む。生徒はリピートしながら、どの絵カードかを探す。
  2. ビンゴ 4×4になるように並び替えて、再び先生が英文を読む。読まれたカードは裏返す。時々裏返したあとに「女の子のくつの色は何だった?」と英語で聞いてくるので答える。
  3. 神経衰弱もどき すべてのカードを裏返す。先生が英文を読み、そのカードがどこにあるか当てる。
  4. 生き残り 自分のお気に入りのカードを1枚選ぶ。先生が英文を読んでいくので、自分が選んだカードが読まれたら負け。

良い点

  • テンポが良い。先生はコインを入れるために常に教室を歩き回っているので緊張感がありました。
  • 常に英語を話している。先生が英文を読んだあとは生徒がリピートするので、常に英語を話している状態です。しかも、英文を読んだ後に「靴の色は?」「かばんの色は?」など違う質問も入るので気が抜けません。
  • ご褒美のコイン 自分が頑張った成果がすぐにコインで返ってくるので、やる気が出ます。答えが間違っていても、頑張った姿勢が見えたらコインがもらえるので、英語が苦手でも授業を頑張ろうと思えそう。

 

授業の流れや細かいルールは先生によって違うかもしれません。 

BBカードは5,000円程度で買えますが、教科書本文やターゲットセンテンスでカードを作っても同じようなゲームができそうだなと思いました。(コインのシステムは少人数制じゃないと難しそうですが)

 

時々BBカードの体験会をしている英会話教室があるので、気になる方は検索してみてください。私の場合、大人も参加できる体験会を見つけたのでラッキーでした。

参考:BBカードとは | セルム児童英語研究会のページへようこそ