LINE・SNS・スマホ──尾木ママの「ウワサの保護者会」を見て
NHKで尾木ママがやっている「ウワサの保護者会」をよく見るのですが、印象に残っているテーマの1つに「子どものSNSが心配」という回があります。
中学生のSNS利用率は8割を超えているとのことで、中学校でもSNSがらみの生徒指導は珍しいことではなくなりました。「中学生」「SNS」この2つのワードが並んだだけで、もう悪い予感しかありません。
中学生のSNS利用では、友達など知っている者同士のトラブルだけでなく、見ず知らずの大人とのトラブルも増え続けています。
SNSに起因する事犯の被害児童数は過去最悪に。わいせつな行為や連れまわしなどの被害に遭う子どもは増え続けている。
そんな中、特に興味深かったのが、ウニさんという親子への取材です。
「SNSでどこまで自分の情報を公開していいと思うか」という質問に対して、9つの項目について公開して良いか悪いかを答えるのですが、その答えが衝撃でした。
<どこまで公開していい?>
- 顔 親○ 子○
- 名前 親△ 子○
- 誕生日 親○ 子○
- 自分の居場所 親× 子○
- 友達の顔 親△ 子○
- 学校名 親× 子○
- 自分の部屋 親× 子×
- 水着写真 親× 子○
- 住所 親× 子×
親の知らないところで「自分の居場所・学校名・水着写真」をSNSにアップしているのかもと思うとぞっとします。実際、SNSで個人情報を見た人が校門で待ち構えていた、しつこく交際を迫られる、などの被害にあう子どももいるそうです。
今や中学生YouTuberなんかもいますし、ネット上に自分の情報を晒すことに抵抗のない子どもたちは多いだろうなあと思います。
道徳でスマホの話が出た時に、生徒たちに同じアンケートを取ってみたらどういう結果になるのか、正直怖いです。学級通信に結果を載せたら、保護者の方々は卒倒してしまうかもしれませんね・・・。
↓放送の内容はこちらにくわしく載っています。↓
子どものSNSが心配<番組内容> | 番組内容 | ウワサの保護者会:NHK
また、スマホの利用に関してはアメリカに住むある親子が定めた「18の約束」の話も印象深いです。
スマホやゲームの使用に関して、親子でしっかりルールづくりをしている家庭もあれば、何の制限もなく使わせている家庭もあって、子どもへの情報教育だけでなく保護者への情報教育の必要性も感じています。