ワードカウンター:スピーキングで「流暢さ」を測るための便利教材
今年度も終わりを迎えようとしています。
3月は文科省発行のBridgeに関する記事へのアクセスが多く(当ブログに来ていただいた方の9割以上!)、私のように3月に駆け込みでBridgeに取り組まれた先生も多いのかなと思いを馳せていたところです。2年生を受け持つ先生方は単元が多くて大変だったと思います。お疲れ様です。
個人的には、題材や見せ方が面白いし、何より紙面がシンプルで好きでした。
さて、来年度は今年度よりもさらに「話すこと」に重点を置いた指導をしなくてはいけないようです。なんとなく教室に英語が飛び交って活気あふれる話し声が聞こえたらペアでの活動がうまくいっているように錯覚してしまいますが、各ペアの発話の中身まですべて把握するのは至難の業。
そんな中、「どれだけ話したか」を生徒同士で計測し、記録できるアイディアが紹介されていました。
ペアが話している間、もう一人がプリント上の数字を指でなぞりながら発話語数を数えます。まるで野鳥の会の方々のよう。
4月には発話語数60語だった生徒が、3月には100語近く話せるようになったという例もあるそうです。発話の中身(正確さ・内容)は計れませんが、生徒自身がスピーキング活動を振り返る材料の一つとして、発話語数という考え方は興味深いと思いました。
(ただ、教室の中に発話語数を正確に数えられない生徒もいるとは思うので・・・そういう生徒とペアになった生徒のフォローを考えなくてはいけませんね。)