光村の教科書でラウンドシステムを試してみたい
昨日光村図書の小学校英語教科書についてご紹介したので、今日は中学校の教科書についての話を。私は今、光村の教科書を使ったラウンドシステムという教授法に興味があります。(光村のまわしものではないですよ(;^_^A ただの末端教員です)
ラウンドシステム(5ラウンド制)とは
通常、教科書は前から順番に教えていって1年間で1冊を終えるのが通常です。
しかし、ラウンドシステムは、なんと1年間で教科書を5周(2・3年は4周)するのです!その中で、「聞く・読む」から「書く・話す」への負荷を徐々にかけて、理解定着をはかります。
- 1周目 [聴く]:音声を聞いて絵を並べ替える
- 2周目 [音と文字の一致]:音声を聞いて文を並び替える(1年生のみ)
- 3周目 [読むver1]:音読する(適宜、文法解説も入れながら)
- 4周目 [読むver2]:穴あき音読など負荷をかけて音読する
- 5周目 [話す書く]:教科書の内容をリテリングする
ここで細々説明するよりも、こちらのサイトに極意がすべて書かれているので興味のある方はご一読を↓
本もでています(読みました)
最近は副教材でもラウンドシステムを取り入れたものもあります。
なかなか面白そうだなと思いつつ、諸費を安く抑えたいため購入には至っていませんが・・・。
光村の教科書は1年生から3年生までストーリーがつながっていて、喧嘩をしたりロマンスもあったりしながら登場人物たちが成長していくそうです。私自身が大学で使っていた第二外国語の教科書もストーリーがつながっていて、読んでいて面白かった経験があります。
うちの自治体は光村の教科書ではないのですが、他社の教科書でもできなくはないとのこと。また、いきなり年間を通しての5ラウンドが不安なら、2レッスンごとのプチラウンドから始めることもできるそうです。試してみたいなあ。